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8月19日(日) WA!の会定例会「わっ!和っ!輪っ!」

 

場所:きらめきプラザ 2階 大会議室3

参加人数:11名

 

晴の国おかやまにとって、未曾有の災害となってしまった7月6日の水害。

災害に遭われた皆様には、心よりお見舞い申し上げます。

 

発生後、メールや電話でできる限りご連絡させて頂きましたところ、おかげ様で、WA!の会のみなさまには、大きな被害はなかった様でした。

また、いち早く、顧問の四方先生よりメールを頂き、「困っていることがあれば連絡を!」と言って頂きました。

本当に心強く、ありがたい思いで一杯でした。

 

本日集まって色々とお話しを伺う中に、「大丈夫だったけど・・・」実は結構大変だったという状況も

わかってきました。

 

先月ご参加下さった岡山大学看護学科の学生さんの中に真備町の方がおられたそうで、お家が被害に遭われたそうです。勉強に必要なテキスト類も浸かってしまい使えないとのこと。大学で使用するテキストには高額なものもあり、すぐに再購入できないものもあるとのこと。 気付きにくいところですが、そういう面での支援も必要なんだなと、今回思いました。 イメージできないところでの被害もあるんですね。(汗)

 

庭瀬近くのOさん。ご自身のマンションの前の道が冠水し、駐車場がやばいかもと思ったそうですが、ぎりぎり大丈夫だったそうです。「こんなことになるなんて・・・」と思ったそうです。

また、浄化槽のトイレが使えなくなるという事態が起こるということも、今まで遭遇したことがなかったので、

災害時の準備として、水や食料やインスリンだけでなく、簡易トイレの準備もこれからは必要だと思ったとの

こと。 自宅のトイレが使えず、近所のスーパーのトイレに行かれる方も多くおられたとのことでした。

ニュースにならないところでも、近所の用水が溢れて、危うかったというお声もたくさんありました。

 

ご自宅の周囲は大丈夫だったMさん。「自分の家の周辺は大丈夫だったけど、一本大通りに出たら、そこが浸水していると、SNSの情報等で知ってびっくりした。結局家から出ることはできず数日を過ごした。また、避難情報が携帯電話に入ってくるが、避難対象になっていても、この地域の人達が全員、避難場所に集合したら、本当に入れるのか? どのタイミングで移動したらいいのか判断できなかった。また、お年寄りは携帯電話を持っていなかったり、インターネットを利用しない為、すぐ近くが浸水していても、知らないで移動していないというケースもあったと感じた。」とお話しされました。

 

薬剤師のKさん。患者さんの中に、「大切なものはいつもバックに入れておられる方がいて、お薬手帳も入れておられた。昨今、お薬手帳も携帯のアプリで入っていたりして、紙データで持っていない方もおられるが、災害時にスマホが使えなくなったら、見ることができない。 お薬手帳があれば、これまでの処方の経緯もわかり、緊急時、いつもの薬局でなくても、適切な処方をすることができる。今の時代、なんでもパソコンやスマホに頼りがちだけど、いざという時の為に、必要な情報を紙データで保存しておくことは大切だと思った。」とお話しされました。

 

ひとことでは、「大丈夫」だったけれど、それぞれに、色々な経験をされていて、「気を付けよう」と色々な気付きがあったんですね。 また、こうして、みんなで共有することができて、「そうか!こういうことも

あるんだな!」と教えて頂くことができるのも、患者会の良さだなと思いました。

WA!の会の勉強会で「災害」についての勉強会も以前させて頂いたこともありました。そのおかげで、「インスリンは1週間分は持って避難しなければ!」ということは、自然に意識していることでしたが、実際は「身の危険を感じてあわてて避難したら忘れて来て、インスリンが足りない。」という声も避難所ではあったとのこと。

患者会に参加していると、当たり前の様にもらえている情報も、実は当たり前ではないんだなと、改めて感じました。

 

災害以外の話題では、うれしいお話しをしてくれたFさん。 以前から、「食欲が抑えられなくて、食べてはいけないとわかっていても食べてしまい、血糖コントロールが悪く、こんな自分が嫌。」と長い間ご自身を責めておられました。 先日、ちょっとしたことから「グルテンフリーを試してみたら?」とアドバイスを頂く機会があり、試してみたところ、「ものすごく体調がよくなり、頭もすっきりし、イライラも落ち着いてきて、異常だった食欲がおさまって、今までは何だったんだ?と思うほど、自分を取り戻すことが出来た。グルテン過敏症のテストをしてもらったことはなかったが、近いうちに調べてもらおうと思っている。」とのこと。原因がわかって、精神的にすごく楽になられたそうで、沢山語って下さいました。

また、Fさんは昨年「セルフマネージメント」のプログラムも受けられていて、上手に気持ちも切り替えて行かれたのではないかなと思いました。 前回の定例会で「おからマフィン」の作り方をMさんから教えて頂いたのですが、それにも早速トライされて、「思ったよりとても上手にできて、とても美味しかった。」と、とても楽しそうでした。前向きに楽しんでおられる様子が伝わってきて、うれしかったです。

                                                                   

前回の岡大看護学科の学生さんに続き、本日は清心女子大学の学生さんが、ご参加下さいました。卒論研究の参考にとの事だったのですが、ご自身のご家族の中に1型糖尿病の方がおられるそうです。

こうして、将来のある学生さんが私達に興味を持って下さり、声を聴き、研究し、将来に生かそう、私達患者のチカラになろうとして下さる事は、なんてありがたいことなんだろうと、本当に感謝感謝です。

患者の立場で出来る協力は、これからもどんどんしていきたいなと思いました。

 

 

★次回定例会のおしらせ★

日時:2018年10月21日(日)10時~12時 

場所:きらめきプラザ 2階 大会議1

秋ですね~。食欲の秋。スポーツの秋。読書の秋。などなど・・・

みなさんのお話しを楽しみにしています。

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