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6月10日(日) WA!の会定例会「わっ!和っ!輪っ!」

 

場所:きらめきプラザ 2階 大会議室3

参加人数:26名

 

 今日は2018年の総会でした。 今年も顧問の四方先生にお越しいただくことが出来ましたので、

総会の後は、お弁当を食べながらの近況報告に話の花が咲きました。

初参加の方も2名、また遠方より三原の歯科医、栗原先生もお越し下さいました。

沢山の方がご参加下さり、楽しい会になりました。                        

 

9時30分から10時までは総会。昨年の活動を振り返り、今年度の活動計画等についてお話ししました。

 

初参加のTさん。発症されて1年とのこと。HbA1cも5%台。打っているインスリン量も少ないそうです。

ほんとに自分は1型糖尿病なのか?ほんとにインスリン注射が必要なのか?実は病気はもう治ってるんじゃないか?と思ってしまう事もしばしばだそうで、「なぜ自分がこんな病気になってしまったのか?」という気持ちが強く、受け入れられないそうです。

周囲に同じ病気の方おらず心細かったそうなのですが、今日は積極的に質問されたり、お話しに入っておられて、少しでも気持ちが晴れたらいいなと思いました。

 

もうお一人、初参加のNさんは他県から引っ越してこられました。毎年人間ドックを受けられていたのですが、ある年のHbA1cが前年に比べてぐっと変化していた為、検査を受けたところ緩徐進行型の1型糖尿病と診断されたそうです。縁あって岡山に来られたのですが、今は以前の他県の病院に通われているそうです。

岡山の情報も持って帰って頂けたらいいですね。

 

ここからは、お久しぶりにお顔を見せて下さった3名の方々について・・・。

 

Kさんは、しばらく口内炎でしんどい思いをされていたとのこと。同じところに2度も出来て、しかもなかなか治らなかったとのこと。あんまり治らないので、耳鼻咽喉科で診てもらったとのこと。ベーチェット病じゃないかと心配されていたそうですが、結果は大丈夫だったそうです。

栗原先生から「口内炎はふつう2週間以内で治る。それ以上治らない場合はすぐに受診が必要。日常的なケアとしては、普段の歯磨きに加え水はみがきが効果的。」とおすすめの水はみがきを教えて頂きました。

そうすると、口内炎についての質問がたくさん出てきまして、そもそもなぜ口内炎ができるのか等も教えて

頂くこともできました。 口内炎ってよくあることで、大して意識はしていませんでしたが、出来ると治るまでとてもつらいですよね。 

 

Hさんは、しばらく高熱が出て、その後、体に力が入らなくなってしまったとのこと。受診の結果、軽度のギランバレーかもしれないとの診断だったそうです。 治療の結果、今は回復して元気を取り戻されたとのこと。

よかった!! さらにおめでたい事に、ご結婚で9月に広島へ行かれることになったそうです。

うれしいですね!!  仕事を辞めるのも、他県で生活するのも初めて。また、病院を変わるのもどうしたら

良いか?と思っていたとのことで、これも、広島から栗原先生や、福山在住のMさんも来られていたので、いろいろと情報をもらっていたようです。  ネットワーク!あってよかった!!

 

前回来られた時、「ずっと介護してきた両親を見送って・・・」とお話し下さったYさん。 男性でお仕事と介護の両方に取り組まれていて、ご自身の事は後回しになっていて、「血糖コントロールも、ポンプをしているけどなかなか細かくかまっていられないので、大きな改善が出来ない。」と話されていました。

今回、「今まで一人だったんですが、この度結婚しまして・・・」とこれまたうれしいご報告!!

大きな味方を得て心強いことかと思います。 また、その後のお話しを聞かせて頂けるのが楽しみです。

 

また、今年も岡山大学看護学科の4回生のみなさんが、お勉強にと沢山ご参加下さいました。

参加したご感想を頂いたのですが、一人一人がしっかりと、私達患者のことばを聞かれていて、そのことを通し

今後看護師になった時にこのように役立てて行きたいと話されているのを聞くにつけ、本当に頼もしいなと

感激でした。彼女たちの将来が本当に楽しみです。

 

小児発症で、「WA!の会の顔」Kさん。「 発症した頃は、注射も血糖測定器も今のようなものではなく

痛くて、たいそうなものだったし、結婚も出産も無理、40歳まで生きられたらいいやと思ってた。治らないかと神頼みをしたこともある。でも、医療の進歩はめざましく、注射も血糖測定器も痛みの少ないもの、ポンプ等の高性能なものも出来てきた。 結婚も出産も出来て、子供たちも成人した。合併症もない。老後の不安もあるが、今までの道のりを振り返れば、今のコントロールを続けて行けばなんとかなるのかなと思う。」と話されました。 

 

四方先生は、「インスリンが発見されてから約100年。発見される前は食べないでいたと言われている。その後

インスリンが発見されて、この病気の患者さんは救われ、またインスリン製剤もどんどん改善され、インスリンポンプも高性能なものが出てきて、治療の現場はどんどん進化している。今は再生医療に大きな期待が持たれている。」とインスリン治療の歴史と現在の状況等もお話し下さいました。

四方先生は、みなさんの近況報告を聞きながら、ワンポイントアドバイスを入れて下さいました。

後日談ですが、皆さんとの時間を大変楽しんで下さったとの。
また、初参加の方からも、「今まで近くに同じ病気の方がいなかったので、心細かったし、自分自身で考える事

が多かったが、みなさんのお話しが聞けて、肩の力が抜けた感じがした。また、先生にお話しを聞いて頂けて

アドバイス頂けたのもすごくよかった。」と言って頂きました。

 

四方先生!これからも、末永く、宜しくお願い致します。

 

★次回定例会のおしらせ★

日時:2018年8月19(日)10時~12時 

場所:きらめきプラザ 2階 大会議3

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