-
「WA!の会インスリンポンプMeeting2」を好評に開催しました ★
3月も中旬とはいえ、肌寒い本日。「インスリンポンプMeeting2」を開催させて頂きました。
今回は「あってますか?あなたのベーサル」というテーマのもとに、約40名の方が集まって下さいました。 今回は看護学生さんや医療者の方々のご参加も多く、香川県の病院からわざわざ来て下さった看護師さんグループもありました。ポンプユーザーを支えて下さる方々が「知ろう」と努力して下さる事が本当にありがたく、感謝で心が暖かくなりました。
また、こうやって勉強できる環境を整えて下さった皆様に感謝感謝です。
では、当日の様子をご紹介!
13:30から
国立病院機構岡山医療センター 糖尿病・代謝内科
利根淳仁先生に「SMBG CGMを駆使したベーサル設定のコツ」のご講演を頂きました。
「押さえておきたいBasal設定の基本」
「SMBGデータをBasal設定に活かす」「外来CGMの実際」
「インスリンポンプ今後の展開」について、教えて頂きました。
ベーサル設定の考え方、外来でのチェックポイント、また「朝イチの血糖に注目!」と、ベーサルチェックのポイントを教えて頂きました。
ポンプだからこそできる「一時ベーサル(Temp Basal)の活用」については、
SMBGでの血糖測定を活かし、考え、自身の状況を把握し、怖がらずにあれこれ試してみる中から、自分のパターンを知る事が大切だと感じました。」
短い時間の中で、凝縮したお話しを本当にありがとうございました!
その後、グループディスカッションに入りました。
「ペンユーザー」グループと「ポンプユーザー」のグループに分かれ、医療者やご家族の方々は夫々のグループディスカッションを一緒に聞いて頂きました。途中、内容によって、質問にお答え頂いたり、ご自身での病院の状況をお話し下さる方もありました。
「ペンユーザー」グループでは、それぞれの状況を意見交換したり、ポンプユーザー対しての
質問も出ました。ディスカッション後のグループ発表の際、「カニュレの穿刺は痛いのか?」「ポンプに変えた事によって本当にA1cは改善されたのか?」等の質問に対して、ポンプユーザーがお答えする場面もありました。
「ポンプは着けただけでは良くならない。自分自身を知り、機能を使いコントロールするから良くなる。」ということ。各自の努力が必要なんですね。
また、「ポンプユーザー」グループは、各自が今知りたい事を自己紹介とともに発表し、それについて経験を通してアドバイスしあいました。
「一時ベーサル設定のパーセンテージはどうやって判断してるのか?120%にするべきか、150%にするべきか・・・。みなさんどうしてるのか?」とか「どんな場面でどの様に使いこなしているのか?」とか「一時ベーサルの予約機能がつくと便利なのに。 1時間後から3時間、120%にしたいとかっていう時、みなさんはありませんか?」とアイデアを出される方もあったり。
「午前中のベーサル設定が0.05であるのに低血糖になる。設定を0にする時間帯があっても良いものか?」「ちょっとポンプに疲れてきて、注射と同じ扱いになってしまっている。」など。
みなさん正直な現状をお話し下さり、とても勉強になりました。
また、その他「ペンを持ち歩いているか?その使い方は?工夫されてる事があるか?」
「使いかけのバイアルのインスリンは冷蔵庫で保存してるの?」「医療費が高い」「震災の時などポンプのストックは岡山にもあるの?」(先日、地震があったばかりですもんね。)などのお話しも出たり。 自分では気が付かないことや意識していない事を知る事が出来る事がグループディスカッションの醍醐味だと思いました。
あっという間にタイムアップとなってしまい、話し足りない方もあったのではないかと思います。また、次回「ポンプMeeting3」を企画出来る様に取り組んで参りますので、是非その際
はお集まり頂き、たくさんお話ししてくださいね!
重ね重ね、お集まり下さいました、すべての皆様、本当にありがとうございました!