7月5日(日) WA!の会定例会「わっ!和っ!輪っ!」
場所:きらめきプラザ 2階 研修室分室1
参加人数:10名
2020年は大変な年になってしまいました。思えば、2月に定例会を開催した辺りから、コロナウイルスの感染拡大に注意をとの声が上がり始め、その後、ウイルスの猛威に、今までに経験したことのない自粛生活を強いられる様になりました。「こんな時だからこそ、語り合いたい。」との想いもありましたが、4月、6月の定例会も中止としました。 そして、岡山県の自粛緩和の状況を確認し、3密を避ける取り組みをして、みなさんの勇気で、ほぼ5カ月ぶりの定例会を開催することができました。
「みなさんのお顔を見られて、ほっとしました。」とお話し下さったSさん。岡山県の真ん中の町から長距離ドライブで岡山市内の病院に通院されています。インスリンポンプ&SAPできっちり血糖コントロールされている素敵なシニアさんです。 先日、いつも業者さんから送られてくるポンプ&SAPの備品が、届いていない事に気づかれたそうです。病院に連絡すると、配送を委託している業者に確認して欲しいとのこと。確認すると、配送に手違いがあったという事がわかり、急ぎ対応してもらって、翌日到着し、何とか事なきを得たそうです。今回の事を通して、業者の方には十分に注意して頂く様お願いしたそうですが、併せて、自分達も人任せにせず、しっかり管理しなければと思われたそうです。「命にかかわる道具」だからこそ、病院、患者、企業の連携が大切だと改めて考えたとのことでした。
また、ご自宅の周りの医院では「インスリンポンプ&SAP」での治療を受けられる病院はなく、岡山市内まで長距離ドライブで来なければならないが、今後年齢を重ねて行って運転が出来なくなった時にはどうしたらいいのか?と考えると不安になる。「どんなところに住んでいても、最新の医療が受けられるシステムを構築して欲しい」と切に思ったそうです。 ほんと!おっしゃる通りです!
2月に白内障の手術をされてから血糖コントロールがうまく行かないと悩んでおられるFさん。どうしたら高血糖を防げるか、色々と試行錯誤されているそうです。少し炭水化物の量を加減して調整をしてみたら高血糖は少なくなって、HbA1cは6.%台とすごく良い!! でも、なかなか思うように体重が落ちないそうで
それも気になっているそうです。低血糖もちょこちょこあるそうなんです。 なかなか。。。難しいものですね。
食べたいものを食べ、自分の目指す体を作るインスリンコントロールが出来る様になるのは、至難の業ですね。色々な経験を経て、自分にあったコントロールを編み出すのでしょう。Fさんの今後が楽しみです。
血糖の乱高下に悩んでおられたHさん。 特に寝る前には目標内の血糖値であっても、朝方ぐーっと上がって来てしまい、朝食前に高血糖になってしまう事が多く、朝高いスタートだと一日中高めのコントロールとなる事が気になって、主治医に相談したところ、「朝食前に1単位超速攻を打って、朝食を食べる時には、1単位減らして打ってみたらどうか」との指導を受けたそうです。トライしたら、ばっちりはまったそうです。
「今、本当に悩んでいた乱高下が落ち着いて、すごく気持ちが楽になりました。」と幸せそうでした。
「いつも食べる事と血糖値のことばかり考えてしまって。。。」とおっしゃる程、几帳面に取り組まれているHさんの気持ちが楽になって、本当によかったです。
2月以降職場の状況が変わり、5月中旬から忙しい日々となり、帰宅も遅く、食事の時間もずれたりして、ストレスフルな生活だそうで、「ぴたっと合わないんですよね。。。」と話してくださったWさん。
インスリンポンプ&SAPでコントロールされていますが、SAPだと常に血糖の状況が見える為、うまくいかない現状もはっきり見えすぎて。。。これもちょっとストレスとのこと。お仕事が忙しい時は、いろんなところでほんと大変ですよね。
Wさんも転勤族とのことで、Sさんが言われていた「どこに住んでいても最新の医療を受けられるシステムの構築」について、共感されていました。 また、Wさんは2ヶ月に1度の診療が認められるようになって、インスリンポンプ&SAPの備品も1回に2か月分を送って頂いているそうです。今のご時世、災害等の影響で物流が急にストップすることも考えられるから、予備を持っておくと安心だと話してくれました。
発症されて2年弱のTさん。インスリンの自己分泌が残っていることから、今は注射は持効型を1日1回注射されています。 食後、血糖が急上昇するのが気になる事を外来時に相談したところ「ボグリボース」という飲み薬を処方されたが、「1型糖尿病でも飲み薬を処方されることがあるのか心配になって」と話されました。
薬剤師のKさんがお薬の効用を詳しく解説してくれて、先生が処方した意図も理解できて、安心された様でした。 ただ、今かかっている病院は、何度も担当医が変更になるそうで、わからない事を質問しにくい状況だとのこと。 確かに、先生が変わると不安になりますよね。 何でもざっくばらんに話せる先生が見つかります様にと祈ります。
縁あって、4年ぶりに高知から岡山に戻って来られた看護師のSさん。岡山に戻ってからは、新しい環境でお仕事をされています。 高知や新しい職場での1型糖尿病治療の状況を見て、場所や病院によって受けられる治療に差がある事を実感されたそうです。
「どこに住んでいても最新の医療を受けられるシステムの構築」は多くの患者さんを救うことになりますね。
そのためにも、私達患者は想いを伝えて行かなければと思いました。
★次回定例会のご案内★
日時:2020年9月13日(日)10時~12時
場所:きらめきプラザ 2階 研修室分室1
※岡山大学(鹿田町)内で開催予定だった「20周年のつどい」は来年度に延期予定とさせて頂きます。
※今回は、いつもの「きらめきプラザ」で、2020年度の総会&定例会として開催させていただきますが、
コロナウイルス感染拡大の影響を鑑み、当日、体調にご不安のある方は、決して無理をされず、参加の可否をご判断下さいます様、お願い申し上げます。
また、今後の状況によっては、予定変更をさせて頂く場合があります。その場合は、追ってご連絡させて頂き
ます。